「あきた成年後見センターつなぐ」は、令和5年9月秋田市手をつなぐ育成会を母体とし、権利擁護事業部門として発足しました。

　秋田市手をつなぐ育成会は、知的障がいをもつ子どもの親の会として、70年の歴史があります。近年高齢の会員から、親なきあとの子どもの行く末が心配だが、秋田市手をつなぐ育成会が我が子の後見をしてもらえるなら安心だ、
との意見要望が多く寄せられるようになりました。そのお気持ちに応えるために令和4年一般社団法人に組織を変更し、法人後見を担うための準備をしておりましたところ、縁あって男鹿潟上南秋地域および秋田市に広く医療福祉事業を展開する、（社医・社福）正和会からの厚いご支援をいただくことになりました。
　知的な障がいや精神の障がいや、病気や高齢による認知症などで不自由な境遇を抱えておられる方々を、成年後見制度を通して支援するという目的を育成会と正和会が共有し、成年後見センターつなぐの事務所を（社医）正和会介護老人保健施設ほのぼの苑内に開設しました。
　私たちは知的障がい児者親の会の経験や知識、正和会の医療福祉の専門性と豊富な人材という強みを活かし、法人後見で社会貢献をしてまいります。